『これだけは知っておきたい! 日本人のための世界の宗教入門』 読了。

2023年11月28日

世界の主教の歴史と本質を学んでいくと、「人間とは何か」がわかってきます。私自身、宗教について学ぶことで、人間観・歴史観を深めることができた喜びを感じています。

皆さんこんにちは。囲炉裏屋です。

今回ご紹介する本は、齋藤孝さん著の『これだけは知っておきたい! 日本人のための世界の宗教入門』です。

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読もうと思った理由

  • 主要な宗教それぞれの基本的な思想や成り立ちを詳しく知らなかったから
  • 環境や文化によって宗教にどんな違いがあるのかが知りたかった

印象に残った言葉

世界中の人が、「生の不安」の解決を求めて真剣に宗教に向っています。それを理解することは、私たちの内面を振り返ることにもなります。

読んで学んだこと

  • 世界の歴史には宗教が密接にかかわっている
  • 自然環境が信奉する宗教を左右し、また宗教によって国民性にも違いが出ること

あなたは、何の宗教を信奉していますか?

そういわれてすぐに答えられる人は、日本では少ないと思います。「無宗教だ」と答える人もいるかもしれません。

日本で主流の宗教は仏教、神道などだと思いますが、それらもそれほど詳しくない人も多いのではないでしょうか。例えば初詣に行って、参拝の作法は二礼二拍手一礼だったっけとか、お賽銭を入れた後になってふと悩む、なんてこともあると思います。

主流の宗教でそうなのですから、キリスト教やイスラーム、ヒンドゥー教などに至ってはどういう思想でとか、何を崇拝しているとか、私自身まるで分りませんでした。

これではいけないと思い立ち、この本を手に取ってみたわけです。

著者は齋藤孝さん。世界中の様々な宗教について、わかりやすい言葉で教えてくれます。

宗教には戒律の比較的緩いものから厳しいものまで、多種多様です。

その宗教が誕生した歴史的背景をたどっていくと、納得のいく理由があるものです。それを知ることができたのは、自分でも収穫だったと思います。

これから世界のグローバル化が進み、様々な人種の人たちと仕事をしたり、プライベートでも出会うことが増えてくると思います。

相手の信仰する宗教を知ったとき、「この人はこういう考え方を持っている」ということが理解できると思います。「この宗教だからこんな考えを持っているやつなんだ」とかレッテル張りをするわけではないですが、その人個人の思想であるとか、ものの考え方について、寛容になることができると思います。

この本は宗教を知るための入門書としてお勧めできます。

それでは、また明日。