『Good Luck』 読了!
幸運を作るというのは、つまり、条件を自ら作ることである。
皆さんこんにちは。囲炉裏屋です。
本日ご紹介する本は、アレックス・ロビラ、フェルナンド・トリアス・デ・ベス共著、田内志文訳の小説、『Good Luck』です。
読もうと思った理由
- 小学生のころ何回も読んでいたことを思い出し、今の自分だとどんな感想が出るのか確かめたかったから
印象に残った言葉
偶然しか信じぬ者は、下ごしらえをする者を笑う。
下ごしらえをする者は、なにも気にしなくていい。
読んで学んだこと
- 運命は自分の手でつかむことができる
- なにかを始める時に「遅すぎる」ということはない
感想
僕がこの本に出会ったのは、小学生のころだったかと思います。
僕の通っていた学校では、朝の読書の時間というのがありました。その時間に、この本を繰り返し読んでいたような記憶があります。
あの頃を思い出しながら手に取ってみると、すごく短い小説だということがわかります。あとがきまで119ページしかなく、しかも文字も大きく書かれています。
「小説を読むのは大変だ」と思っている方でも、気軽に読める量だと思います。
小説のあらすじにも少しだけ触れてみましょう。
64になる初老の男マックスが、かつて少年時代に親友であったジムと偶然の再開を果たすところから物語は始まります。お互い疎遠になった後の話をすると、マックスは仕事で成功を続け順風満帆な人生を歩んでいたそう。一方ジムは経営がうまくいかず、ついには破産してしまったといいます。
ジムが「君みたいに運さえあったらなあ」と漏らすと、マックスはジムに「運」と「幸運」の違うこと、そして幸運は自分の手で作り出すことができることを伝えます。そうして、幸運を手に入れる方法を教えてくれたおとぎ話を話し始めます……。
この小説の8割くらいはこのおとぎ話です。広大な森の中の一部にしか生えてこない『魔法のクローバー』。それを探し出すため、2人の騎士が森の中を奔走する、というお話です。
2人の騎士が森で何をしていたのか、そしてこの物語を聞いたジムは、どんな心境に至ったのか。その詳しい内容についてはぜひ読んでいただければと思います。
幸運は待つものじゃなくて、自分から追いかけていくもの。その言葉を強く感じた本でした。
今になって改めて読んでみると、最後のジムのセリフが重くのしかかっているな、と思いました。
自分はもう社会人になって、自由にできる時間は少ないかもしれない。十代のころよりも覚える機能が衰えているかもしれない。それでも、『魔法のクローバー』を追いかけ、つかみ取れるように一歩ずつ……。そう、強く感じました。
次回予告
明日の内容は未定です。
そろそろゲーム作りに着手したいところですが……!
それは追ってご連絡します。また明日。
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